肌のトラブルを起こす「冬バテ」と「自律神経」の関係

2018/10/18

肌のトラブルを起こす「冬バテ」と「自律神経」の関係

肌のトラブルを起こす「冬バテ」と「自律神経」の関係

バテるのは夏だけではなく、冬にも起こり得るものです。

その冬バテのカギを握っているのは自律神経です。
自律神経が原因で起こる肌トラブルと、自律神経との関係についてご紹介します。

冬バテはなぜ起こってしまうの?

先述したように、冬バテのカギを握っているのが自律神経です。

心臓を動かしたり、胃腸で消化を行うなど、意識せずとも行われている活動は自律神経によるものがほとんどです。
この自律神経には、活動モードである交感神経と、リラックスモードである副交感神経があります。
シチュエーションによって、どちらかが優位な状態になることでバランスをとりあっているのです。

冬バテと自律神経の関係はというと、冬の寒さや忙しさによって、自律神経の交感神経だけが活発になることで常に心身が緊張状態になり眠れないといった症状を覚えます。
それにより、「疲労感がなかなかとれない」状態に陥るなどが考えられます。

さらに、冬は体を動かすのが億劫になってしまいますよね。
すると、筋肉が衰えて体が冷えやすくなり体調不良を招くこともあるのです。

冬バテが呼ぶ肌トラブルとは

冬バテになることによってただ体が疲れたりするだけではなく、肌トラブルなども引き起こしやすくなります。
自律神経は血液循環もつかさどっているため、自律神経が乱れてしまうと血行不良が起こってしまいます。

すると、肌にくすみやシミができやすくなる、乾燥を引き起こす、シワができるなど、さまざまな肌トラブルが起こりやすくなってしまうのです。
血液循環が悪くなるということは、肌の再生を促進させる新陳代謝が低下してしまうことを意味します。
それによって、シミも肌に長く居座るようになってしまいます。

冬バテを避けるための対策

冬バテを予防するには、自律神経を整えることが大切です。
冬は日照時間が短くなり、太陽光を浴びる機会が少なくなることでも自律神経は乱れやすくなります。
それを防ぐためにも、まずは少しでも長く太陽に当たるようにしましょう。

また、筋肉の衰えは血液の循環を悪くすることに繋がりますから、適度な運動を冬でも行うよう心がけることが大切です。
さらに、お風呂に入って芯から体を温めること、体を温める食材を積極的に摂取する、などを行うことが冬バテ対策には効果的です。

どれも特別に難しいことではありません。
ちょっと気をつけるだけで改善されるものもあります。

ご自身の負担にならない範囲から行って、冬を快適に乗り切ってくださいね。