2018/10/19
洗いすぎはNG!? 「皮膚常在菌」が美肌へと導いてくれる理由
白くてすべすべの肌をつくるために、コラーゲンやセラミドなど保湿効果の高いスキンケア用品を使ったり、パックをしたりと努力している女性は多いでしょう。
美肌をキープするためには潤いは欠かせないので、顔を洗いすぎたり、洗浄効果の強いクレンジング剤を使ったりするのは良くないといわれています。
しかし、なぜ顔を洗いすぎると良くないのかまでは知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで、知っておきたいのが「皮膚常在菌」の存在です。
私たちの体には、口の中や腸内、皮膚などに常に菌がいます。
菌というと肌荒れを起こすなど悪影響を起こすイメージがありますが、皮膚常在菌は肌にとって非常に大切な菌なのです。
今回はこの「皮膚常在菌」の特徴とご紹介します。
「美肌菌」とも言われる皮膚常在菌って?
私たちの肌には、常に約10種類の皮膚常在菌が存在しています。
そのなかで「美肌菌」ともいわれる美肌作りに欠かせない菌が表皮ブドウ球菌です。
表皮ブドウ球菌とは、皮膚の上で汗や皮脂など肌にとってよくないものを食べ、肌の潤いを保つ働きをするグリセリンを排出してくれます。
グリセリンは、皮脂中の脂肪酸と一緒に皮膚の表面を弱酸性に保ってくれるので、肌がしっとり潤って美肌になるのです。
つまり、肌のバリア機能をアップさせるためには表皮ブドウ球菌が必要なのです。
洗いすぎると菌も死んでしまう?
肌荒れで悩んでいる人は、皮脂を洗い流そうとこまめに洗顔をしたり、脂を取り除くための洗浄効果の高い洗顔料を使ったりしてしまいがちですが、実はこれは逆効果です。
肌にとって必要な菌まで洗い流されてしまいますし、洗浄力の高い洗顔料のせいで菌が死滅してしまうこともあります。
洗顔料は弱酸性のものを選んで肌は極力こすらないようにしましょう。
朝の洗顔でも極力洗顔料は控えておくことがおすすめです。
美肌菌を増やす方法って?
美肌菌は、日々の行動次第で増やすことができます。
菌は人の体温を好みますが、体温が低いと動きが鈍くなってしまいます。
したがってまずは体を冷やさないことが大切です。
それから適度に運動をして汗をかくと、表皮ブドウ球菌が増えて肌が弱酸性に保つことができます。
新陳代謝も上がって、血のめぐりもよくなるので肌にとっても体にとってもいいことだらけです。
皮膚常在菌である表皮ブドウ球菌を育てることは、美肌につながる効果的な方法の1つです。
クリームや美容液などで保湿を一生懸命するのももちろんいいことですが、ぜひ皮膚常在菌にも注目してみてくださいね。
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