2018/10/25
シミだけじゃない!? 紫外線がシワの原因になるメカニズム
紫外線といえばシミの原因というイメージが強いですが、実はシワの原因にもなっているということをご存じでしょうか?
油断をして紫外線ケアを怠っていると、シミだけでなくシワがたくさん刻まれた顔になってしまうかもしれません。
今回は、紫外線がシワを作るメカニズムや、その対策方法を説明いたします。
紫外線UV-A(A波)がシワの原因になるメカニズム
肌にダメージを与える紫外線は、UV-A(A波)とUV-B(B波)の2種類があります。
そのうち、シワの原因になるのはUV-Aです。
地表に到達する紫外線のうち、UV-Aが9割以上を占め、UV-Bの20倍ほどの量が降り注いでいると言われています。
しかし、UV-Aを浴びてもすぐにはダメージが現れないので、気がつかないうちに蓄積されていってしまうのです。
UV-AはUV-Bよりも肌の奥深くまで届くため、真皮層にあるコラーゲン繊維やコラーゲンを支える役割を持つエラスチン(弾性繊維)を劣化させます。
これが、シワの原因です。
シワの原因となっているUV-Aは、4~8月頃にピークを迎えますが、1年中降り注いでいます。
シワを防ぐには、1年を通して日焼け止め効果のある化粧下地や日焼け止めクリームを使うことが大切です。
紫外線UV-Aから肌を守る方法
紫外線から肌を守りシワを防ぐためには、日焼け止めの使用が欠かせません。
日焼け止めにはSPFとPAという表記がありますが、シワの原因となるUV-Aに対する効果を発揮するのはPAです。
PA値の高さは+で表され、+の数が多いほど効果が高くなっています。
最大でPA++++なので、より紫外線が多い夏の季節は+の数が多い日焼け止めを使用しましょう。
とはいえ、効果が高い日焼け止めは、その分肌への負担も大きくなります。
1日中屋外にいるときやレジャーに出かけるときには効果が高い日焼け止めを使用し、あまり外出しない日には+が少ない日焼け止めを選んでこまめに塗り直すことを心がけましょう。
また、夏は汗をたくさんかく季節です。
日焼け止めが汗で落ちてしまうこともよくあります。
朝に日焼け止めを塗った場合でも、お昼休みには塗り直すほうが安心です。
日焼け止めを使うだけでなく、外出時には帽子や日傘、夏用手袋、サングラスなどで紫外線を防ぎましょう。
紫外線を浴びてしまった後のシワ予防対策
どんなに紫外線から肌を守ろうと気をつけていても、うっかり日焼けしてしまうこともあるでしょう
紫外線を浴びてしまったあとは、速やかにアフターケアを行うことが大切です。
シワを防ぐためにも、アフターケアを徹底して行いましょう。
・保湿をする
日焼けした肌は乾燥していますので、しっかり保湿をしてください。
しかし、日焼け後の肌はデリケートな状態ですので、肌が落ち着くまで敏感肌用の化粧水を使いましょう。
肌の赤みが取れ、状態が安定したあとはシミやシワ対策用の美容液などを取り入れるのがおすすめです。
・水分補給をする
肌が日焼けしていると肌表面から水分がどんどん蒸発していきますので、肌だけでなく身体全体が乾いています。
肌の乾燥はシワの大敵です。
しっかり水分補給をして身体の内側からうるおいを補給しましょう。
1時間にコップ1杯の水を飲むことを心がけ、普段よりも多めに水分補給を行うのがポイントです。
紫外線対策を怠り、さらにアフターケアも手を抜いてしまうと、シミだけでなく深いシワが刻まれた肌になってしまいます。
いつまでも若々しい印象をキープするためには、日頃の紫外線対策とアフターケアが重要になります。
今回ご紹介した対策ケアを参考に、夏の紫外線をしっかりと防ぎましょう。
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